屋根から雨漏りしている……
屋根の劣化が目立つ……
など、家の屋根に関するトラブルは決して珍しいものではありません。
そこで屋根修理を業者に依頼することになりますが、業者選びはとても重要です。
今回は、良い屋根業者と悪い業者の見分け方について解説します。
残念ながら多い屋根の悪徳業者
屋根の修理やリフォームは、住宅ではよく行われる工事の一つです。
外に面している屋根は、雨風や紫外線などの影響を受けるため、徐々に劣化していきます。劣化が進むと、雨漏りなどのトラブルにつながることもあります。
残念ながら、屋根工事をめぐっては、消費者の不安を利用して契約を迫る悪質な業者も存在します。
実際、国民生活センターによると、屋根工事の点検商法に関する相談は923件(2018年度)から2,885件(2022年度)へと、4年間で約3.1倍に増えています。
[国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています!]
悪質な業者がなくなることが一番ですが、現実にはそう簡単ではありません。
だからこそ、依頼する側が業者選びのポイントを知り、自分自身を守ることが大切です。
ここからは、良い屋根業者と注意が必要な業者を見分けるポイントをご紹介します。
良い屋根業者と悪い業者の見分け方
あなたは普段、住宅の悩みがあった際、どのように業者を探しますか?
以前はクチコミや近所の方からの紹介などを参考にすることも多かったと思いますが、最近ではインターネットで業者を探す方も多いでしょう。
インターネットで探す場合も口コミや施工事例などは参考になりますが、それだけで判断するのではなく、実際の対応や見積書、工事内容なども確認することが大切です。
では、良い業者と注意が必要な業者を、どのように見分ければよいのでしょうか。
良い屋根業者の特徴
まずは、良い屋根業者を選ぶ際に確認したいポイントです。
・問い合わせ時の対応がいい
メールや電話など、問い合わせをした際の対応を確認しましょう。
質問に対して丁寧に答えてくれるか、こちらの話をきちんと聞いてくれるかなども重要です。
反対に、質問に対して適当な回答をしたり、契約を急かしたりする場合は注意が必要です。
・工事内容や数量が具体的に明記されている
工事を依頼する前には見積書を発行してもらい、その内容をしっかり確認しましょう。
「一式」ばかりではなく、どのような工事を行うのか、使用する材料や数量などが具体的に記載されているか確認することが大切です。
分からない項目があれば、契約前に説明してもらいましょう。
・工事内容を具体的に説明してくれる
一般の方にとって、屋根工事は分からないことが多いものです。
どこに問題があり、どのような原因が考えられるのか、どのような工事が必要なのかなどを、分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。
特に、屋根の状態を写真などで見せながら説明してくれると、依頼する側も状況を確認しやすくなります。
工事内容に納得してから依頼できることが大切です。
・料金だけで判断しない
私たちにとっては、できるだけ工事料金が安い方がいいものです。
しかし、極端に安い見積もりの場合、必要な工事が含まれていなかったり、後から追加費用が発生したりする可能性もあるため、注意が必要です。
一方で、極端に高い見積もりにも注意が必要です。
ただし、屋根工事は屋根の状態や工事内容、使用する材料などによって費用が大きく異なるため、「高い=悪い業者」「安い=良い業者」とは一概に言えません。
料金だけで判断するのではなく、工事内容と費用の内訳を確認し、必要であれば複数の業者から見積もりを取って比較するとよいでしょう。
・近所への配慮がある
屋根工事をする際は、足場を設置することがほとんどです。
工事中は騒音やほこりなど、近隣の方に影響が出ることがあります。
また、工事内容によっては大型車両などを使用する場合もあります。
そのため、工事前に近隣の方へ工事予定を伝えるなど、周囲への配慮ができることも業者選びのポイントです。
・充実したアフターフォロー
屋根工事は、施工して終わりではありません。
修理後に気になることがあった場合に相談できるか、保証がある場合はその内容が明確になっているかなども確認しておきましょう。
また、必要に応じて訪問や再調査などに対応してもらえるかも、事前に確認しておくと安心です。
悪い屋根業者の特徴
ここからは、業者選びの際に注意したいポイントをご紹介します。
・不安を過度に煽る
「屋根が壊れていると、雨漏りして何百万円もかかる」
「瓦がずれているから、このままだと雨漏りする」
など、必要以上に不安を煽り、すぐに契約するよう迫る業者には注意が必要です。
屋根に問題が見つかったとしても、まずは現在の状態や必要な工事について説明を受け、落ち着いて検討することが大切です。
・必要以上に屋根に上がりたがる
屋根の状態を正確に確認するためには、実際に屋根を確認する必要がある場合もあります。
ただし、突然訪問してきた業者が「屋根が壊れている」などと言い、十分な説明もなく屋根に上がろうとする場合は注意が必要です。
中には、屋根の上で故意に屋根材を壊して修理を勧めるような悪質なケースもあるため、訪問業者から屋根の点検を勧められた場合は、その場ですぐに依頼せず、慎重に判断しましょう。
・アポなし訪問
突然自宅を訪問し、「近くで工事をしている」「屋根が見えたので気になった」などと言って屋根の点検を勧めてくる業者にも注意が必要です。
もちろん、突然訪問してくる業者がすべて悪質というわけではありません。
しかし、アポなしの訪問から屋根の不具合を指摘され、その場で修理を勧められた場合は、すぐに契約しないことをおすすめします。
必要であれば、自分で調べた業者に改めて点検や見積もりを依頼しましょう。
・インターネットで会社情報を確認できない
現在では、ホームページなどで会社情報や施工実績を確認できる業者も多くあります。
ホームページがないことだけで悪い業者と判断することはできませんが、会社の所在地や連絡先、施工実績などの情報を確認できない場合は、契約前に慎重に確認した方がよいでしょう。
・名刺や会社情報を確認できない
訪問してきた業者に依頼する場合は、会社名や担当者名、連絡先などを確認しましょう。
名刺を渡されない場合は、会社名や連絡先などを確認し、後から問い合わせできる状態にしておくことが大切です。
特に突然訪問してきた業者の場合は、会社の所在地や連絡先なども確認しておくと安心です。
・大幅な値下げをする
多少の値下げ自体は珍しいことではありません。
しかし、「今日契約すると半額にする」「今なら足場代を無料にする」など、大幅な値下げを理由に、その場で契約を迫る業者には注意が必要です。
大幅な値下げを提示された場合は、なぜそこまで値下げできるのか、最初の見積もりには何が含まれていたのかなどを確認しましょう。
「今だけ」「今日契約すれば」と急かされた場合でも、その場で決める必要はありません。
一度持ち帰り、工事内容や費用を確認してから判断することが大切です。
まとめ
今回は、良い屋根業者と悪い業者の見分け方についてご紹介しました。
有名な会社だから必ず良い業者というわけでもなく、業者選びは簡単ではありません。
だからこそ、料金だけで判断するのではなく、問い合わせ時の対応や見積書の内容、工事についての説明、アフターフォローなど、複数のポイントを確認することが大切です。
まとめると、
良い屋根業者
・問い合わせ時の対応がいい
・工事内容や数量が具体的に明記されている
・工事内容を具体的に説明してくれる
・料金の内訳が明確
・近所への配慮がある
・充実したアフターフォローがある
注意が必要な業者
・不安を過度に煽る
・突然屋根に上がろうとする
・アポなしで訪問してくる
・会社情報や施工実績を確認できない
・名刺や会社情報を確認できない
・大幅な値下げを理由に契約を急かす
屋根工事は決して安い買い物ではありません。
少しでも不安に感じることがあれば、その場ですぐに契約せず、複数の業者に相談するなど、落ち着いて判断するようにしましょう。



